〜夕日が沈む野鳥の聖域〜
アイヌ語で「チカンプトウ」と呼ばれ、鳥がいつもいる湖という意味を持つ周囲約28km、面積900haの汽水湖・海跡湖です。
夏になると、湖畔にはセンダイハギ、ヒオウギアヤメの群生が一面に広がり、斜里岳をバックに草原に横たわる馬や牛の姿が見られ、のどかな情景が訪れる人の心を安らげます。
やがて冬になると、厳寒のシベリアの冬を避け、毎年2,000羽のオオハクチョウが飛来し、この湖で羽を休めます。名前の由来どおり四季を通じて数多くの野鳥が訪れるため、バードウォッチングに最適です。
昭和32年に派遣された第1回南極観測探検隊の一行が、濤沸湖の結氷を利用した予備訓練(耐寒訓練)を行いました。
シベリアからの白い使者
オオハクチョウは、越冬のためシベリアから南下してきますが、その途中に濤沸湖に飛来します。
冬の期間は本州へ
毎年10月中旬に第一陣が飛来し、その後数千羽のオオハクチョウが次々とやってきます。12月までここで羽を休めた後、越冬地の宮城・新潟へ向けて飛び立っていき、また3月に濤沸湖に舞い戻ります。シベリアへ向けて飛び立つのは4月下旬から5月上旬です。
濤沸湖で越冬する群れも
一部のオオハクチョウの群れは濤沸湖で越冬しており、その数は数百羽になります。
純白の麗姿は冬の濤沸湖に幻想的な世界をかもしだします。
いろいろな渡り鳥たち
オオハクチョウのほか、ヒシクイやカモなどの渡り鳥たちも9月頃にここを訪れ、かわいい群泳の姿を見せてくれます。冬に飛び立ったあと、3月頃にまた羽を休めにやってきます。濤沸湖は渡り鳥たちの大事な「パーキング」になっているのです。
ビューポイント
オオハクチョウの見学に適しているのは濤沸湖の西側(網走市側)にある「白鳥公園」です。野鳥観察舎があり、オオハクチョウにえさを与えることもできます。
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